2015年05月06日

実例で見る活字書体「くれたけ銘石B」①

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『東京散歩手帖2015』
(リトルモア、2014年)

『東京散歩手帖2015』は、カレンダーやメモ欄などでスケジューリングをするための手帳であるが、史跡や名所の紹介や、イラストマップ付きの散歩ガイドも充実している。「はなぶさ蛍雪M」や「きざはし金陵M」とともに、「くれたけ銘石B」も多く使われている。
「週間カレンダー」には、週ごとに楽しめる東京トリビアコラムが添えられている。本文は「はなぶさ蛍雪M」だが、この見出しが「くれたけ銘石B」なのだ。それぞれ1行だけだが、このような使い方はうれしい。
よく見るとカレンダーの七曜や祝日の表記にも「くれたけ銘石B」が使われている。ほかに、月々のテーマで巡る「東京散歩案内」のタイトルや、10の町を探索できるイラストマップ付きガイド「東京散歩地図」の地図の中の地名にも「くれたけ銘石B」が使われている。



「和字ゴシック、銘石体、サン・セリフ」の組み合わせを基本としている。「くらもち」は、「和字ゴシック」カテゴリーであるが、もともと2分の1活字として制作されていた。「銘石」との組み合わせを考えて、少し正方形に近づけて、字面も合わせて設計している。「くらもち」のほかに、「くれたけ」、「くろふね」との組み合わせも考えた。いずれも「和字書体三十六景」に含まれている。ほかに「はるか」との組み合わせも考えられる。

posted by 欣喜堂 at 19:00| Comment(0) | 実例で見る活字書体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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